届かぬ光

しかし羽は光を携え降りてきたり

ざくりと突き刺さり

鮮血に身を染めつつ

光を我らに齎したり

（鮮血は誰のものか）
（神は血を流すまい）
（天使は血を見まい）
（ならばその鮮血は）
（我らの鮮血なのか）

天使は何も知らない
ただ無邪気に
焼き尽くす光を齎した

先進を覆い隠す殻。

僅かな先進の痕跡。

土と最先端の融合。

それが土のグリル。

覚えている者も無く
知る者も居らず

「歴史」と名付けられた記憶

ならば誰が気付くのか

間もなく零時の四十二分

今日も太陽は落ちてこない

影は音もなく時を刻み・・・

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さて
刻まれる時は
誰が刻んだのか

　　　のっぺらぼうのオミヤゲ

「ＸＸに行って来たんですの」

　　　名義がついたおミヤゲ

「これ、そこの名物なんですって」

　　　名前のついたお土産

「ありがとうございます、ＸＸらしいお土産ですね」

　　こうして、オミヤゲはお土産となって私の手元に。

瞬きする間に何もかもが変わってしまう。
ほらまた

一閃。
一閃。

角度が違う煌きが違う曲線が違う違う違う。

人生みたいなもの。

そう言えば人も電流を持つわけで。

なるほど
電光が人生に似るわけで
人生が電光に似るわけで

ほらまた

一閃。
一閃。

でもこのベッドはとても狭い
その狭いベッドには心

不治の病と診断され
ここに止め置かれる
僕の心

ここより抜け出る道は二つ。

一つ：
君の心がこの病棟に。
このベッドの隣にあれば。

一つ：
自分がここに居ないのだと知れば。
ここに心などないのだと知れば良い。

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やがて目を開いた僕は知る

街頭は優しく照らし
月は見守る

地球は眠る

地球は眠る

やがて目覚めれば
身震いもするだろう

つまり、『本』とは《Ｂ》である。

《Ｂ》とは「びい」、かくて『美意』として立ち現れる。