白−黒

黄−青

黒−白

ブリッジのように繋ぐ白と黒
静かな湖の様に広がる青と黄

それは世界を指し示さない。
それは彼方を指し示さない。

沸き立ち。

明るい墓場と化す。

煮え滾る。

それは水面下、遥か下の出来事。
それは誰も入らぬ風呂釜。

さて。

何だそんな当たり前の事。

アメが降りしきる

アメを落としたのは僕

水溜りに落ちたアメは
水を吸い

今では雨となって降りしきる

もう、僕の口には収まらない

僕は二十円を握り締め

次のアメを買いに行く

　（微かな晴れ間）
（それはアメの中に？）
（それは雲の狭間に？）

その人は筋飼い。
物語を育てる者。

筋飼いは筋を飼う。
それは生まれず、しかし育つ。
それは生まれず、何処かで捕える。

筋飼いは生み出さない。
筋飼いは作り出す。

筋飼いは文字を飼育する。
（やがてその人の意のままに並ぶ事になるだろう）

誰も知らない。

天使の骨髄は「そら」なのだと。

それゆえ骨髄は空に戻ろうと
天使を浮かす

天使はやがて天国に辿り付き

掛け合わせ掛け合わせ掛け合わせ・・・

やがて生まれる感情

もう＜ミル＞のも嫌だ。
コレは既に＜ク＞痛だ。

どこかで賞味期限の切れた牛乳が。
どこかで仕舞い込まれたままの牛乳が。
私を包んでいる。
私たちを包んでいる。

沈んだパッケージの記録は
既に牛乳の中に溶け込んだ。

だれが

家もついてる

電気も来ている

緑もある

そんな小さな椅子を用意しよう

君は僕の背中に住み
僕は四つんばいのまま