じぇいた

■■■ 『水音』

+1035+

PAINT TIME : 1時間42分5秒

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** じぇいそん@管理人 || 2005/11/02 (Wed) 21:40
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日は海
照り返し

目を刺す光は
眼孔を
潜り抜け
やがて
耳に届く

さわさわ

■■■ 『補修』

+1034+

PAINT TIME : 12分8秒

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** じぇいそん@管理人 || 2005/10/27 (Thu) 01:11
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やがて空も剥がれ落ちる日が来る。
その前に手を打たねば
空に押しつぶされよう。

と

通りすがりの人が言っていたのを
聞きとめてしまった。

それ以来、空が怖く思える。

■■■ 『月から見る空』

+1033+

** じぇいそん@管理人 || 2005/10/23 (Sun) 23:24
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時々空に不純物が混じっているのは、それが空を作り上げる上での結合材のような役目があるから。
それがなければ、世界はたちまち崩れて落ちてしまう。

■■■ 『羨望』

+1032+

** じぇいそん@管理人 || 2005/10/20 (Thu) 01:17
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その高い高い緑の壁の

はるか高みの果てを見たいもの。

それがなしえぬ事と思えばなおの事。

■■■ 『火 -ほくち- 口』

+1031+

PAINT TIME : 17分19秒

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** じぇいそん@管理人 || 2005/10/12 (Wed) 00:52
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職場でタバコを吸っている人を見たら、久しぶりにライター熱に引火。要注意。

くどいようですが、タバコは吸いません。

■■■ 『空』

+1030+

PAINT TIME : 17分27秒

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** じぇいそん@管理人 || 2005/10/10 (Mon) 23:06
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木々の間、葉の間より
時折見え隠れする空に

どれだけの人の
吐息が詰まっているのだろう

それを考えると
溜息が出る

* 山慎 || 2005/10/27 (Thu) 06:28

あぁ、、こういう感じのいいですねぇ（´ω｀*)
木漏れ日とかの表現ってとても難しくいつも悩みます。
風景は好きですが人物ってかパティいれると
いつもそれで力尽きる罠（死

■■■ 『大樹』

+1029+

** じぇいそん@管理人 || 2005/10/02 (Sun) 10:00
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空を支える天の大樹
たわわに実るは真紅の木の実

いやまって、木の実は空を飛びはしない
あれは住人達の気球の飛翔。

今やこの木に、木の実は実らない。

■■■ 『大遭遇～コアレッセンス～』

+1028+

こんていにゅー｜原寸表示 ( 512 x 487 pixel )

** じぇいそん@管理人 || 2005/09/29 (Thu) 22:27
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およそ二十億年ほど前のこと、第一銀河系と第二銀河系が出会って星々がすれ違い、それまでひと握りしかなかった惑星が無数に誕生した"大遭遇～コアレッセンス～"の時、～～

－－－－－－－－－－－－
創元ＳＦ文庫､Ｅ･Ｅ･スミス著「グレー・レンズマン」9p、まえがきより

■■■ 『緑蒼の白壁』

+1027+

こんていにゅー

** じぇいそん@管理人 || 2005/09/23 (Fri) 03:18
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ひのきの一杯にしげっている谷の底に、五つ六つ、白い壁が見えその谷には海が峡湾のような風にまっ青に入り込んでいました。
「あれがヒルティの村でしょうか。」私は団長にたずねました。
－－－－－－－－－－－
新潮文庫版「新編・銀河鉄道の夜」266p、「ビジテリアン大祭」、ヒルティの村に至る。

■■■ 『街角の聖者』

+1026+

PAINT TIME : 32分22秒

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** じぇいそん@管理人 || 2005/09/19 (Mon) 22:13
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その街角には一人の聖者が立っている。
彼は道行く人に
「あなたの心の声を教えてください、そして世界にそれを伝えましょう」
と囁き続ける。
世界は声を伝えることを忘れた時から、進むことを止めてしまったのですから、彼が聖者と呼ばれるのも当然のこと。

でも、誰も彼に心を伝えず。

例えば『自分』が、政治に不満をもっていること。
例えば『自分』が、一般的でない趣味を持っていること。
例えば『自分』が、彼女を好きであること。

例えば『自分』が、・・・色々と上げ連ねることが出来様。

そんなものを世界に伝えられたら？
『自分』がこの世界にいることが出来なくなることは必至。
だから誰も教える筈がない。
（そして、誰もが思っていることが一つだけあって、それは「彼は実は死神ではないのか？」ということ、だがそれも人に知られたくないので教えない。誰もが、それも自分だけだと思っているがゆえ）

そして今日も聖者は街角に立つ。
自らの心を伝えもせずに。