空の月(それもまたぼんやりとぼやけている)するりと落ちる梯子が一脚。
登るか登るまいか考えあぐねていると何処からか汽笛。
するとこれは、どうやら線路だったようだ。やがて月はランプとなってここに降りてくるだろう。